23rd stage

Opus Postumus 69

2022.12.9 fri ~ 11 sun

レンタルスペース+カフェ「兎亭」

上演作品

①「ゼリーフィッシュ」

脚本

犬井ねここ

演出

ヒナタアコ(カラスミカ企画)

配役
  男 石原嵩志
  女 野崎涼子


アパートの角部屋、窓から差し込む西日
溶けた橙が、お前の肌と部屋を染める。
白い喉の下の、固い固い骨と、
貪るように口に運んだコケモモのジャム。
あぁ、世界が、マーマレードに見える

犬井ねここ初期の問題作、ついに再演。

②「件」

脚本

戸田誠二

演出

ヒナタアコ(カラスミカ企画)

配役
 藤井 内藤羊吉
 牧野 伊織夏生
  件 石原嵩志


くだん【▽件】
1 前に述べたこと。例の。くだり。
2 いつものこと。例のもの。
3 頭が人、体が牛の形をした妖怪。疫病の流行や災害などについて予言するといわれる。

人生と命を描く漫画家、戸田誠二の初舞台脚本。

③「Opus Posthumous」

脚本・演出

犬井ねここ

配役
  女1 野崎涼子
  女2 松本真菜実
  女3 伊織夏生
  男1 内藤羊吉
  男2 石原嵩志
  男3 長瀬巧
 作家 神野剛志


今、ひとつの裁判が始まろうとしていた。
彼らはついに、神を裁くことにしたのだ。
飛び交う怒号、罵声の応酬。
彼らの思いは実のところ、ただひとつ。
裁かれているのは本当に、神なのか。それとも。

④「邂逅」

脚本・演出

犬井ねここ

配役
 男 神野剛志
  少年 松本真菜実


「あなたの話を聞かせてください」
男は一人、頭を抱えた。
彼には書くべき物語も、語るべき思い出も、実のところ、何もないような気がするのだ。
がらんどうの心と体で、彼は今日も机に向かっている。ような気がするのだ。

スタッフ
  音響・照明 新直人
  照明操作 ヒナタアコ
(カラスミカ企画)
  撮影・配信 U-3
  ゲネ撮影 小峯維斗
  企画・製作  salty rock

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